失業保険を受け取りながら扶養に入るとき、意外と多くの人が「あれ、これで合ってる？」と悩むポイントがいくつもあります。お金が動く手続きは複雑なうえに、いざ書類を提出したら「え、扶養に入れないの!?」と衝撃を受けるケースも多いのです。
今回は、扶養手続きに関するよくあるトラブルや注意点を押さえなが
ら、スムーズな受給生活を目指す方法を解説します。
よくあるトラブル1：失業保険受給額が扶養基準を超えていた！
「せっかく退職して扶養に入るつもりだったのに…」と肩を落とす人が多い原因が、扶養基準の収入制限です。失業手当は、扶養の条件である「年収130万円以下」の収入にカウントされるので注意が必要です。失業保険をもらっていると、意外にこの基準を超えることがあるため、「扶養を狙うのは一旦お預け」となる場合も。
対策としては、失業手当の受給額と期間を計算しておくことが必須です。もし基準を超えそうなら、扶養ではなく自分で健康保険に加入する方法も検討してみましょう。悲しいですが、先走って扶養に入り込むと後々面倒な手続きが待っていることも…。
よくあるトラブル2：扶養に入ってから申請した方が良いって本当？
失業保険を申請するタイミングで「これって扶養手続きが先？失業手当が先？」と混乱する方もいます。実は、扶養に入るかどうかの判断は失業手当を受給する前の収入が基準になります。つまり、退職後すぐに扶養に入り、その後に失業手当を申請するのが一般的な流れです。
ただし、失業保険の申請時には「扶養に入っているけど失業手当を受け取ります」という確認を保険組合などに報告する必要があります。この順番を間違えると「え、いつの間に扶養外れてた!?」なんてこともありえるので、順序は慎重に！
よくあるトラブル3：扶養の切り替えを忘れて延滞金発生!?
扶養に入ったものの、失業保険の給付期間が終わったら、自分の収入が扶養基準を下回ることが多く、改めて扶養に入り直すケースがあります。しかし、扶養への切り替えを忘れていたために、後から高額な健康保険料の請求が来ることも。最初は「ラッキー！保険料かからないぞ」と思っていたのに、後で地獄を見る、なんてことも実際に起こります。
こういった状況を避けるためにも、失業保険終了後の手続きはこまめに確認しておきましょう。気がついたら“扶養なし迷子”なんて悲劇は避けたいものです。
意外と複雑
失業保険と扶養の組み合わせは、思っている以上に複雑です。私も、手続きの順序で何度かつまずき、「扶養に入れないって、なんてつれない制度だ…」とショックを受けました。とはいえ、一度手続きをしっかり把握しておくと、次回以降のトラブルがぐっと減るのも事実。
忘れがちなポイントは収入基準と手続き順序。失業保険受給中に扶養に入りたいなら、「受給額は基準を超えてないか」「手続き順は間違えてないか」を必ず確認して、スムーズに進めましょう。手続き完了後の安心感は、もうプライスレス！