残業して失業保険(基本手当日額)を増やす

雇用保険で受給できる1日当たりの金額を「基本手当日額」といいますが、この「基本手当日額」は、原則として離職した日の直前の6ヶ月の賃金(賃金日額)によって金額が決まります。

賃金日額の計算式は、離職直前の6ヶ月の給料を180で割るだけなのですが、支給された給料の全てが対象になるわけではなく、賃金日額に含めるもの・含めないものがあります。

ボーナスや退職金は含まれませんが、残業代や通勤手当は含まれます。

・・・と言うことは、「退職前6ヶ月に残業を増やす=失業保険の給付額も増える」ということになります。

算定に含めるもの・含めないものをチェックして、退職前の6ヶ月を有効に活用しましょう。

算定に含めるもの

  • 基本給
  • 残業手当、通勤手当、家族手当、住宅手当など
  • 有給休暇中の賃金 など

ボーナスの支給が年に4回以上ある場合は、ボーナスも含めます。

算定に含めないもの

  • ボーナス(年3回以下の場合)
  • 退職金
  • 解雇予告手当
  • 結婚祝金、死亡弔慰金などの慶弔金
  • 海外在留者に対する海外手当、在外手当
  • 会社が全額負担する生命保険の掛金
  • 団体定期保険の保険料
  • 寝具手当、工具手当
  • 出張旅費 など

残業を増やすと、失業保険も増える

算定に含めるもののうち、自分で増やそうと思って増やせるものの代表格が、残業代です。と言うより、これくらいしかありません。(^^;

例えば、残業で月に1万円上乗せできた場合、これを30で割って日額に直すと約333円となります。

失業保険としてもらえる基本手当日額は、賃金日額として算出した金額のおよそ50~80%(60歳~64歳については45~80%)ですから、毎月1万円残業することで、基本手当日額を200円前後増やせることになります。

たった200円・・・と思われるかもしれませんが、給付日数が90日の場合、総支給額で

200円×90日=18,000円

これだけ差がつきます。給付日数が180日なら、単純にこの倍になります。意外と侮れませんよ~。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加